アスベスト調査の流れ
(調査・分析・除去まで)
アスベスト調査の流れは、大別して3ステップに分けられます。ここでは、調査から除去まで、アスベスト調査の大まかな流れについてご紹介します。なお、各ステップについて詳しく知りたい方は、個別ページをご覧ください。
まずはアスベストの事前調査から
最初に実施しなくてはいけないのが事前調査。2022年4月1日からは、一定規模の施設・設備の解体や改修工事を実施する場合、労働基準監督署への事前調査の結果報告が義務化されます。なお、事前調査の結果報告は、原則として電子システムを使っての報告が必要とされています。アスベストの事前調査は、書面調査と目視(現地)調査の2種類があります。これらの調査を通して、使用されている建材やアスベスト含有の有無をくまなく調べます。
アスベストの分析調査を実施
アスベストの事前調査が終わったら、建材のサンプルを元に分析調査を行います。アスベストの分析調査は、定性分析や定量分析など、さまざまな調査方法が存在します。なお、偏光顕微鏡法はさらに3つの分析方法に細分化されており、メリットとデメリットが異なります。コストや工期に合わせ、適切な分析方法を選ぶ必要があります。
調査・分析が終わると調査票が交付されるので、内容をしっかりと確認しておきましょう。
分析が終わったら除去・解体へ
分析が終わったら、いよいよ除去・解体工事へと移ります。アスベストのレベルに合わせ、飛散防止対策を取らなくてはいけません。また、アスベストのレベルによっては別途届け出が必要。工事を実施する前に、関係機関へ所定の届け出を提出しましょう。